2009年7月13日月曜日

東京国際ブックフェアで考える①:脳科学と英語

東京国際ブックフェアに行ってきました。
サイトはこちら↓↓↓(ごめんなさい、もう終わってます。来年行ってね)
第16回 東京国際ブックフェア: http://www.bookfair.jp/

和書が定価の2割、洋書も半額程度となかなかにいい買い物させてもらいました。
初めていったのですが、本好きにはたまらない企画ですあぁ~。
で、家族連れが多数いらっしゃいました。
多くの本に触れ合うなんて、教育にもいいのかもしれませんね。

と、同時になんだかなぁー、と思うことも。

「英語」「脳」「幼児」「バイリンガル」をセットにした販売が多すぎる!

あくまで創作の宣伝文句(つまり、今作った)なのですが、

   「三歳まで、子どもたちの脳は臨界期といわれる状態にありまして、その間のインプットが
    英語バイリンガル育成のためには重要なんです。弊社の商品『英語耳・デキールZ』は
    ネイティブの良質な音声データを効率の良い順序で並べてありますので、子どもたちの
    英語脳発達に非常に効果的な商品なんです。脳科学者ジョン=スミス教授(仮名)が
    開発した
画期的新教材なんです」

こういうのどっかで聞いたことあるような・・・。

その分野の研究に身をおいているから分かるのですが(だって最新の研究状況手に入るから)、
とりあえずはまだ脳科学と英語学習を結びつけるのは時期尚早です。
脳に刺激を与えるわけだから、何かしらの効果があることは確かなのですが、それが英語学習の
役に立つのかはまだ分かりません。もしマイナスの効果だったどうしましょう(汗
ですので、宣伝文句はこう受け取ったほうがいいです↓↓↓

  「ひょっとするとなにか効果あるかも。効果無くてもごめんね(汗」

参考までに補足すると、「臨界期」らしきものがあるのは分かっています。
でも、「臨界期」事態にどんな働きがあるのか、「臨界期」の前と後ではなにが違うのか、
「臨界期」は何歳から何歳まで続くのか、、、(その他もろもろ)まだ定説がありません。
議論白熱中といった状態でかれこれ三十年くらい続いています。

・・・あと、売ってた商品高い!!高すぎる!!

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